Hugoそのものには予約投稿する機能はない。と、いうか、静的なHTMLを作るだけなので、そのコンテンツがいつ公開されるのか、を動的にコントロールすることはできない。ビルトインサーバを使ったとしても、コンテンツは先にビルドされているので無理なんじゃないかなあ。
そこで、考えたひとつのアプローチとして、予約というフロントマターがついていて、日付が過去のものになったものを、下書きから外す、というツールを作り、それをGitHub Actionsで定期的に実行することにした。
https://github.com/sters/hugo-publish-reserved-content
フロントマターのパースが雑な実装なので、あらゆるHugoを使っている人には対応していないかもしれない。 Hugoのパーサの実装 を使ったほうがいいと思いつつ…まあいいか…。
READMEにも書いてあるが、reserved
と draft
が有効なコンテンツを探し、date
が過去のものになっていた場合に、reserved
と draft
のキーを削除する、というもの。(このキー設定は一応変更が可能になっている)
これだけではコンテンツが更新されるだけなので、これをGitHub Actionsで動かし、git commit
とgit push
もする。
動かすときにちょっとコツが必要で、ユーザのプライベートアクセストークンを使ってactions/checkout@v2
を呼び出す必要がある。これをしないと、どうやらgit push
をしたときに諸々のイベントが発生しないらしい。
で、あとはそのプッシュされた内容がデプロイされるようになっていれば、全自動で予約した内容が反映されるようになる。