よかった。
開幕から、言葉巧みに店頭の商品をかっさらっていき、ホテルの部屋も乗っ取る様子はすごい。お店ごと?ブランドごと?の個別会計になってないまあまあ広い店舗であれば、まったく同じ流れで余裕でできてしまいそう。
オーシャンズ11を記憶の彼方から呼び起こして、そうそうこういう感じで仲間が増えていくんだよなあ〜って思い出してた。
オーシャンズシリーズはどんでん返しというか、種明かしシーンがめちゃくちゃ好き。今作もあるんじゃないかなと思っていたけれど、オーシャンズ11〜13のそれを混ぜていいとこ取りしました、のような感触。インパクト、意外性に欠けてちょっと微妙だった。記憶が美化されているだけかもしれないけれど。と思ったけど、多分、超ピンチ!!!!!、実は対策済みさ、みたいな要素の跳ね具合が過去作と比べて浅かったのかもしれない。
これは大きなネタバレじゃないので書いちゃうけれど、ダニーが死んでしまった設定になっていて、かつてのオーシャンズは帰ってこないことを指している。つまりナンバリングが増えていくようにみえたが14はなく、一周回って8としてやりなおした。
ありえるかはわからないけれど、映画の終わり方的には、11→12であったかのような、続編を考えているか計画がかすかにでもありそうな気配はする。出てきた人物からも次があれば"仲間たち"に入るんじゃないか、みたいな人もチラリホラリいる気がする。個人的には、オーシャンズシリーズの"流れ"を超えるような意外性がほしいなあ、という気はするけれど思いつかないので難しそう。