アカウンタント(会計士)やんけ! まーでも、アカウンタント、と、コンサルタント、では前者はあまり聞き慣れないし、後者のほうがカッコいい響きを感じるし、ものすごい間違っているわけでもないし、で邦題的にはいい気がする。
このひと黒幕では???と思った人が全然違ってンホホホと声が出た。
主人公のプライベートゾーンには彼のこだわりの強さがすごくでていて、それがめちゃくちゃ良かった。 仕事は最後までやらないと済まない、布は無地、必要なものは最小限。会計士という仕事も彼に向いているのかもしれない。
語らないけど、心のゆらぎ、過去に何があったのか、気になってどんどん見てしまう。
自閉症をある種テーマにしているけど、これは本当にそうなんだろうか。これ、というのは普通…、普通って何…?とにかく広く多数の人がうまく出来ていることがうまく出来ない。代わりにそういった人たちが持っていない超人的な能力がある。という部分。仮に取材などに基づく本当だとして、もしそうなら雰囲気がすごい。目線しかり振る舞いしかり。
そういったひとって、コミュニケーションの難しさや行動するパターンの少なさというものがあるんじゃないかなと漠然と思っていたけれど、この作品でそういった部分がよく出てたと思う。
わかりにくかったけれど、父親の愛、もテーマになっている気がする。父親の努力なしでは、彼はこんなに強くたくましくならなかっただろう。
話が進み会計士の正体に近づくと同時に、様々なところが明らかになっていくのはよかった。最終的に全部解決してる気がする、謎のまま終わる箇所はないような?
個人的には最後の殴り合いの末のまた会おうってところが最高。なんなら後日談でその話もほしい。
あとはデイナとのやり取りがいい…、それだけ切り取って何回でも見たい…。
というわけでとてもよかった。記憶を失くしてまた見たい映画だと思う。