Amazon.co.jp: エスケープ・ルーム(字幕版)を観る | Prime Video
まったくの他人が1箇所に集められ脱出を試みる。最初はゲームかと思っていたけれど…。といったお話。
ちょうど今、邦画版をやっているキューブのそれに近い感はある。キューブと違う点としては、まあまあ現実的にありえそうな背景設備規模感といったところか。仕掛けに対するアクターが丁寧だなという印象もあった。人数がいるせいかキャラのせいか説明的になりがちなのかな。
昔からある買収だとか、近年のOSINTだとか、資金と資源を積めば、本作のように事細かに情報がだだ漏れして、仕掛けることができそうではある。それこそ超金持ちたちの娯楽として栄えているのかもしれない(最悪)。エピローグ的な最後の最後のくだりからするとそんなこともなくてただ楽しいからやっているようにも見える。
ややネタバレかもしれないけれど、見ている人が謎解きする余地はあまりない。伏線張りつつ回収するし、謎は謎のまま終わる。
見ているこちらもウオオと言いたくなるようなリアリティ高すぎるエグい罠はない。私は手に汗握るくらいてばハラハラする程度だったけれど、だめなひとはだめかもしれない。うかつに触らずまずはじっくり観察したらいいのにな、なんて思ったけれど、それはそれでなにかが作動しそう。
起承転結でいうと、起5承5転5結2、みたいな印象を受けた。後半のトリアージでのいったん答え合わせあたりから勢いが減衰してる感があった。大どんでん返しもない。
すごいオススメする感じではないかなあ〜。キューブ的な映画に飢えているならおすすめはできると思う。
Wikipedia見てみたら続編がアメリカでは公開されているらしい。Escape Room: Tournament of Champions だそう。タイトル的には生き残り達が黒幕をブッ潰す!と見せかけて再び生き残りの地獄へ、みたいな雰囲気がある。機会があれば見てみたい。