これだよ、これ。ジェイソン・ステイサムが暴れて、かっこよくて、気持ちいい。それだけで星5の映画。もしかしてジェイソン・ステイサムの映画は現代の沈黙シリーズなのか?
映画のテンポがめっちゃちょうどいい。序盤の起の時間も長すぎず、程よいくらいでブチギレ開始。その後はステイサムが暴れる時間とFBAが追いかける時間のバランスがめちゃくちゃちょうどいい。飽きるようなタイミングも無くどんどん引き込まれていく。
設定的にはどこかで聞いたことのあるようなものではある。それこそ沈黙シリーズの元特殊部隊で引退したが?何か???みたいなノリに近い。 途中の引き込み方も、この人はもう出てるんだけど、役割がわからんのよ!でもそこが繋がるのね!がしばらく続く。これが引き込む要素な気がする。
養蜂家関連の〇〇で使ってる機器が軒並み古めかしいのは、設立されたのがその機器相応の時代なんだと想像できる。 ステイサムの(設定の)年齢的にも、実は初代か2代目かそこらでその時代に作られたまま、色々の都合でそのままで、みたいな。
ストーリー的にはやっつけて終わり!なので、全体的にちょっと救われないような感じもある。正義は勝つ!大団円!みたいな感じではない。だってこの後のステイサムはどうするの?また養蜂やるの?ジョンウィックシリーズのように、その世界に入った以上は逃げることはできない、みたいな雰囲気が感じられる。
養蜂家ネットワークの懐の広さも感じられて、続編が作れなくもないけどいったん完結しますよ、というところもいい。 面白いかは一旦置いておいて、例えばブチギレた〇〇が養蜂家動員して総力戦になるとか、静かにやっていたらまた荒らされたから暴れて今度は〇〇がとか、養蜂家自体をぶっ壊すとか…。色々展開が妄想できちゃう。
というか、最後に殴り合った相手強すぎない…?こうなったのもラッキーなんだけどなハッハッハ!はその布石だったのか。
1つだけ、最後の最後に、はちみつ瓶を宅急便してフフッ…ん…?メモ…?、みたいな1カットがあって欲しかった。絶対ED後にあるでしょと思ってた。
思えば大爆破、大崩壊するような演出はなくて、比較的平和(十分暴れているんだが)だったかなあと思う。続編があるならパワーアップするのだろうか?個人的には、やり過ぎでもよくわからないし、これくらいで十分な気はするが。
続編も制作するらしいので期待…!