スクラム的な文脈でも、不明確で見積もりが難しかったり、大きすぎるようなものは明確にして分割しましょう、というのがある。
これは自分の中での仕事の進め方でも同じで、大きい、よくわからないタスクを確実に前へすすめるために、小さく、わかる範囲に切り出してすすめるのが良いとおもう。何をやるのかいまいち不明確だと、考えたり調べたり決めたりと幅が生まれ、仕事をしているはずだけど進んでいない、のような状態になる。初手は「xxと議論して仕様を明確にする」のような小さなタスクでも十分だと思う。目の前の小さなタスクをすすめることに集中すればサクサクできると思う。もしかしたら仕事の速い人/遅い人というのはスキルや経験値以外にも、ここからも影響があるだろう。
例えば「今日の夜ごはんをたべる」としてもなかなか進めにくい。まずは作るか買うか食べに行くかを決める必要がある。作るなら冷蔵庫などの在庫を見て、近所のスーパー情報を見て、献立を決めて、お買い物にいって、切ったり洗ったり焼いたり調理して、完成する。買うならどこに買いに行くのか、食べに行くならどこに食べに行くのかを決めていく必要がある。
「ご飯を食べるくらいなら感覚でできるだろう」とそう思っても、ブレは結構でる。じゃあ「XXを作るくらいなら感覚でこれくらいでできるだろう」では?同じ話になるはず。
これは不確実性コーンの話と重なる。プロジェクトの初期はいろいろ未定、不明確でわからないためにスケジュールに大きなブレが出る。仕様を決めたり実装を進めたりプロジェクトが進んでいくと、最終的に明日完成します、みたいな形で定まる。というあれ。大きくて不明確だから不確実性が高い。小さく明確なら不確実性が低い。
といったことをどこかの本でみた覚えがあるんだけどどこだったかな…