ふとローンの審査って何してるんだろうとおもったので考えたけれど、実はそんな難しいことをしてなくて支払い能力があるかを見ているような気がする。
収入として、やっている仕事や会社の情報から想定年収とか、自己申告のものが出される。
支出は 指定信用情報機関のCIC とかっていうのがあって、クレカやローンの情報がわかるので、ここから毎月どのくらいの支出があるのかわかる。そこに乗らないもの、例えば家賃は住んでいるエリアと間取りから大体わかる。持ち家でローンなら信用情報に載っているはず。他にも現金で払う系もあるけど、それは国が出してくれてるレポートとかに平均値や中央値が載っている(はず)なので、それと照らし合わせて大体の額がわかる。
これらを合わせると 収入 - 支出 = 残された支払い能力 がわかる。
例えば、月30万の手取りがあって、クレカの支払いが大体毎月10万あり、家賃10万の家に住んでいる、とあれば毎月の残金は10万くらいになる。ここで、毎月10万の支払いを出来るか、というと現金で使っている分もあるし銀行引き落としもあるし無理。7-8万も厳しい気がする。5万ならできるだろうか。じゃあ毎月5万ずつ返すプランまではOK。 この人が、乗りたい車があってそれが600万(高級車路線でオプションちょっと減らすとこれくらいだろうか)だとして、60回払いローンを組んだとしたら毎月10万、実際には金利が乗って12万、13万くらい?を払うことになる。更に諸々維持費がかかるので更に5万から10万くらいを見ているような気はする。 毎月5万までならいけるだろう、という判断を超えているのでこれは無理、となる。もし買いたくてためていた分があって、頭金として300万出すと残りが300万になるので、300/60 = 5万。ギリギリいけそうではある。
おそらく実態としてはここに更に、性別や年齢、勤務先と継続年数からどのくらいこの先お給料アップ/ダウンがありそうか、貯蓄・資産はどれくらいか、過去に返済を滞らせたことがあるか、ナドナドをあわせて判断をするんだと思う。東証上場企業の与信フル活用とか言われているのはこういうの。
まあ、大まかには今どれくらいもらっていて、どれくらい払っていて、残りがいくらなのか、でカバーできると思う。
クレジットカードの審査が通らなかった。理由が知りたい。(身近な消費者トラブルQ&A)_国民生活センター によるとCIC以外にもJICCと全国銀行個人信用情報センターというのがあるらしい。
ローンじゃなくてクレジットの審査が通らない、というのもあるのか。こちらは収支のバランスも見ていると思うけど、返済が滞りなくできる人なのか、を見ているような気がする。
まあ結局のところ審査に備えるとか審査がゆるいってことはあんまりなくて、返せる額を借りる、借りたものはちゃんと返す。これに尽きる。
と、いうのは、働けていて生活やっていけるお給料をもらっている身だからそう感じるのであって、そうではない場合にまた違う見方になるのかもしれない。