PHP で時間が絡むようなテストをしていてコケたりコケなかったりした。
具体的には、登録してから〇〇時間後にあるメソッドが呼ばれたら、ステータスを xx に変える、みたいなもの。
そんなときに使えるアイデアを3つ。
Carbon を使っている場合
Carbon なら setTestNow を使うと良い。 各テストで、好きなように setTestNow を書く。
Carbon::setTestNow(Carbon::parse('ここに時刻'));
特に時刻の希望がなく、現在時刻を固定したいだけならこれで。
Caron::setTestNow(Carbon::now());
それと tearDown で引数なしで呼べばよい(事故防止)
public function tearDown()
{
parent::tearDown();
Carbon::setTestNow();
}
Carbon - A simple PHP API extension for DateTime.
Chronos を使っている場合
Chronos にも Carbon と同様に setTestNow が用意されている。助かる〜。
使い方は Carbon のソレと一緒。
php-timecop を導入する
特に何も導入してなくて DateTime をもりもりやってたり、もはや date や time が乱立してたらこれしかお手軽な手は無いか。 PHP 拡張として動作して PHP が扱う時間をコントロールするツワモノ。
テスト用途だけじゃなくて、例えばあるページが未来ではどのように見えるかの動作確認用とか、プロダクション用途としても使える。(使ったことがある)
remi や brew pecl で配布されているので導入もお手軽。
(余談だけど mac 上でやろうとしたら homebrew の php が core にくっついて拡張の類がなくなったので pecl から入れる必要があった)
ざっくりとはこんな感じ strtotime でもいい。
var_dump(date('Y-m-d H:i:s'));
sleep(3);
var_dump(date('Y-m-d H:i:s'));
timecop_freeze(new DateTime('2018-01-01 12:00:00'));
var_dump(date('Y-m-d H:i:s'));
sleep(3);
var_dump(date('Y-m-d H:i:s'));
timecop_return();
var_dump(date('Y-m-d H:i:s'));
sleep(3);
var_dump(date('Y-m-d H:i:s'));
string(19) "2018-06-14 12:05:05"
string(19) "2018-06-14 12:05:08"
string(19) "2018-01-01 12:00:00"
string(19) "2018-01-01 12:00:00"
string(19) "2018-06-14 12:05:11"
string(19) "2018-06-14 12:05:14"
そのほか
そもそもの設計として、外からオブジェクトをインジェクション出来るようにするほうが何かと便利っぽい。 とはいえ無理な状況ってあると思うので、そういうときにここで挙げたアイデア使えるんじゃないかな。timecopとかすごい。